まだ合格証など届いていませんが、無事にDeveloper資格を取ることが出来ました。
概要
Professional Cloud Develeperを取る意義
「Developer」の名の通り、ある要件について、どのサービスを利用すべきか?どのようにサービスを設定すべきか?を問われる資格です。
この資格を取得することで、GCPのサービスを利用した開発においてどのような根拠でどのサービスを利用するのか?という基本的なスキルが身についていることを証明出来るようなものになっていると思います。システム全体のあるべき論までは問われないので、アーキテクトに関連する資格を取りたい場合はProfessional Cloud Architectを取った方がよいかと思います。
試験勉強・実際の試験を受けてみての感触ですが、
・マイクロサービスに対する理解
・Kubernetesに対する理解(GKEではない)
・Cloud Runに対する理解
・Trace、Logging、Debugに対する理解
・マネージドなデータベースに対する理解
・CI/CD(特にCloud Build)の理解
あたりが問われるスキルとして目立ったように感じました。
資格取得前の知識
GoogleサービスについてはAssociate Cloud Engineerで一通り理解はしていたものの、私は開発者として歩んできたわけではないので、開発手法も含め、↑に書いてあるようなスキルはほとんど持ち合わせていない状況でした。
特にマイクロサービス?Kubernetes?何それ美味しいの?(やや誇張)くらいのスキルセットです。
とはいえ、最初の模擬試験は60%程度正解できていたので、GCPのサービスについての知識をつけていけば自ずと合格は出来るのではないか?といった感触を持っていました。
勉強時間
大体60時間程度費やしていたようです。プラスここに乗ってない時間もあったりするのでたぶん80時間くらい費やしたのかなという感じです。
この勉強しながら、仕事の本読んだり投資の本読んだり機械学習の勉強したりと、なんか慌ただしい2か月だった気がする・・。
どこで受けられる?
受験方法については以下に書いています。
Associate Cloud Engineerは$125でしたが、Cloud Developerは$200でした。報奨金請求しちゃる・・・!
勉強方法
エピングハウスの忘却曲線(↓)を意識した勉強法を試してみました。
まずは知識をつけようということで、GCPの教科書1とGCPの教科書2とcourseraを利用して、GCPの各種サービスについての理解を深めました。この時、ただ読むのではなく、「何を学んだか?」について日付と学んだことを1行1行紙に記録します(Cloud Developer試験勉強期間でA4ルーズリーフが6枚程度たまりました)。日々の学習が終わった後、「学んだこと」について言語化を行います。綺麗か否かは問わずとにかく何を学んだのか?を紙に書きなぐってアウトプットしました。私の場合紙がもったいなかったので、QUADERNOに新しいノートを作って適当に書きなぐってました。(こういうとき電子ノートは便利。)
ここで忘却曲線が登場しますが、1回書きなぐって終わり、ではなくて「翌日」「1週間後」「1か月後」に見直してアウトプットする、ということを実施してました。
書籍+Courseraが一通り終わった後はUdemyとExamTopicを取り組み、理解できていなかった部分については上記と同じような形で知識を出来るだけつけるようにしていきました。ちなみに、結構な数の問題を解きましたが、実際に同じ問題は4~5問しか出なかったという・・・。
(どこかでHipLocalもよく出るよ!と書いてあったけど、私の場合はそれすら出てこなかった・・・。)
勿論ですが、GCPに関することだけではなく、全然しらない用語とかも出てきたのでそのあたりも網羅しつつ取り組んだ感じですね。そんなこんなをやっていたら大体80時間が過ぎていたっていう感じです。
Coursera受講
・Google Cloud Fundamentals: Core Infrastructure 日本語版
・Application Deployment, Debug, Performance 日本語版
・Securing and Integrating Components of your Application 日本語版
・Getting Started with Application Development 日本語版
・Application Development with Cloud Run
・Getting Started with Google Kubernetes Engine 日本語版
この勉強法の反省点は、知識だけついて「GCPを触って学ぶ」ということが出来ていないことですね。
資格を取ることが目的ではないので、追々触りながら学習する⇒Blogでアウトプットする、ということをやっていければと思っています。
実際の試験について
100分で60問を解く必要がありました。
1連の60問を大体40分くらいで解いて、残り10分を見直しに利用した感じだったので時間的にはかなり余裕を持った感じで進められました。
試験問題的には
・Cloud Runに関する知識
・Cloud Loggingに関する知識
・GKEに関する知識
あたりが多く出題されたように感じました。
過去問と同じ問題がほとんど出なかったので、手ごたえ有!とまでは言えなかったですがちゃんと学んだ知識が生きたようで何より何より。
次は7月中にCloud Architectだ!!!