仕事でGCPを使いそうなにおいがしたので、資格取得にチャレンジしてみました。今年は他にもcloud architect、Security Engineer、Cloud Developer、ML Engineerに挑戦するつもりです。
概要
Associate Cloud Engineerを取得するメリット
Associate Cloud EngineerはCloud Degital Leaderの次に難易度が低い資格になります。
とはいえ、問題を見てわかる通り、ある程度の知識がないと合格は出来ません。
この資格を取得することで、
GCPにどのようなサービスが存在していてどのように利用するのか?ということを一通り知っている
ということが証明できるような資格になっていると思います。
資格取得前の知識度合い
クラウドについてはあまり知識はなく、udemyを受講しながらAWSで簡単なアプリを作ってみたというくらいで、
サブネットはどんなものか?VPCはどんなものか?仮想マシンはどんなものか?を、朧気に理解をしていたという状態です。
勉強前に自分の理解度を模擬試験で確認しました。
https://cloud.google.com/certification/cloud-engineer?hl=ja
結果は3割くらいしか取れないレベルで、お世辞にも知っているというレベルではありませんでした。
というか、問題に出てくる技術的な用語すら覚束ない感じで完璧に勉強不足感を感じたレベルです。
下から2番目の難易度ではあるものの、なめてかかったらOUTって感じですね。
勉強時間
Notionで管理している勉強時間によると大体20時間くらいかけていたようです。
逆に言うとそれくらい勉強すればとりあえずは合格出来るってことですね。
資格取得の準備
何処で受けられる?
試験形態
オンサイト ・・・ 自宅などでのリモート受験
テストセンター・・・ 最寄りのテストセンターで受験
オンサイト
テストセンターで受験しましたので、外部サイトをご参考。
https://se-abeaver.com/gcp-exam/#toc10
テストセンター
①以下のサイトで最寄りのテストセンターを探します。
②のサイトでもテストセンターは選択できますが、地図上にマッピングされているのでを試験会場を探すだけならこちらで。
https://www.kryterion.com/Locate-Test-Center/
②以下のサイトで試験の申込をします。
https://webassessor.com/googlecloudjp
webassessorアカウントがない場合は性・名は漢字で登録しましょう
アカウントの性・名と身分証明書(運転免許証など)の性・名が一致している必要があります。
オンサイト監視で「今すぐ購入」を選択して指示に従っていけば受験可能です。
(下は合格後の画像なので今すぐ購入は表示されていません。)
受験料
上図の通り、$125で受講可能です。
結構お高いですねぇ。
勉強方法
利用した教材
- ExamTopics
https://www.examtopics.com/exams/google/associate-cloud-engineer/view/
模擬問題集です。全て英語で書かれてますが、会社の同僚より似たような問題がたくさん出ると教えてもらいました。
結果としては、3~4問程度しか被らなかったのですが、私の使い方がよくなかったのかな・・?
ACE用の問題は200問程度用意されていますが、後半100問は有料です。しかも割とお高めです。無料範囲でも模擬テストとしては十分ですので、一通り舐めてみることをお勧めします。
ただ、このサイト、答えが間違っていると思われるものが多いです。
利用者が真の答えを投票できるようなシステムになってはいますが、何を信じるべきかはディスカッションされている内容や公式のページなどを見て自身で判断する必要があるでしょう。 - Google Cloud 認定資格Associate Cloud Engineer公式ガイド
www.amazon.co.jp/dp/B08Z3KQ2FN
GCPの各サービスについての説明が1章~18章までと幅広く収載されています。実は13章くらいまでしか読めなかったのですが、各章に理解度テストがあり、サービスについての理解度を確認することが出来ます。
ただ、この理解度テストは試験に出るテストとは違うので、あくまで知識の補完という形で利用するのがよいかと思います。 - Udemy
https://www.udemy.com/course/gcp-ace-mogi/
模擬試験です。40問*3模擬試験と50問*1本番試験対策、の計4セクションになっていて、すべて4回ほど解きなおしました。
ここで9割程度
時間の使い方
ポイント
とにかく問題を解きまくる!!!
GCPのサービスや技術的な用語の理解不足はあるんですが、一番の敵は
設問の日本語わかりづらい問題・・・
かなと思いますので、問題をといてある程度なれる必要がありそうです。いや、私の読解力の問題かもしれないですが・・・。
なので、
①模擬問題集を解く
②間違えた問題は何を聞いている問題なのか?を理解する
⇒例えば、「リレーショナルデータベースをサポートしているマネージドサービスは何か?」を問われてるのか?など
③問題文の中で理解できない技術用語などがあった場合はChatGPTさんに聞いて理解を深める
④GCPのサービスで理解が出来ない部分があったら模擬問題集に付随するリンクを読んで仕様をおさえる。
ということに重点を置いていました。
公式問題集はある程度参考にはなりましたが、少し細かすぎてAssociateレベルには不適切な粒度かなと思います。
とはいえ、サービスをきちんと理解して試験に挑むというのは大切なことなので、時間があるのであれば購入して読むことをお勧めします。
この場合は本を読むだけではなく、QwikLabを利用して実際に手を動かしながらでないと、理解は進まないかと思います。
たぶん次の目標であるCloud Developerは手を動かしながらやる予定です。
試験対策(参考)
試験当日の注意点・持ち物
・webassessorから送られてきたメールを忘れずに!特に受験者承認コードは重要です!テストセンターで聞かれます
・免許証/保険証などの身分証明書は忘れずに!
・筆記用具などは必要ありません。持ち込むものは身分証明書のみです。
・予定時間前には到着しておきましょう。日本橋センターでは30分前到着でもすぐに受験させてくれました。
抑えておくとよさそうなところ
概要 | 問われる内容 |
---|---|
データベース系のサービス知識 | リレーショナルデータベースをサポートしているサービス:Spanner、Cloud SQL 主に分析に利用するサービス:Big Query 低レイテンシ、スキーマレス:Big Table モバイル:FireStore |
App Engineのバージョン管理 | 旧バージョンと新バージョンのトラフィック制御 新バージョンにバグがあった場合の旧バージョンへの戻し方 ⇒splitオプションでトラフィックが制御できる(新しくデプロイなどは不要) App Engineのリージョン変更 ⇒プロジェクトに1つしか作れないので、基本的にプロジェクトから新規作成の必要がある |
VPCの通信 | 共有VPC:プロジェクトを跨いだVPC間の通信 VPCピアリング:同じプロジェクトの別VPC間の通信 |
GKE | SDKコマンドの範囲とKubernetesコマンドの範囲 ⇒クラスター回りはgcloud container、PodやReplicaはkubectl Kubernetes回りの一般的な知識 ⇒Ingress、Service、Replicaset、自動スケーリングなどなど・・・ |
権限付与 | Googleの推奨:グループを作って権限を付与する、最小権限の法則 |
ライフサイクルポリシー | ストレージ種のアクセス頻度 Standard:頻繁にアクセス NearLine:1か月に1回 ColdLine:1年に1回 Archive:1年に1回ほぼ触られない |
SDKの構文 | 超基本的な作り:(どんなサービスで) (何を) (どうする) (例)Compute Engineでインスタンスを作成する gcloud compute instances create |